アイ アム ア ヒーロー

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浦沢直樹の『モンスター』以来、久々にハマれそうな漫画に出会った。(同じ浦沢直樹の『20世紀少年』やハロルド作石の『BECK』は途中で飽きてしまったし、望月 峯太郎の『ドラゴンヘッド』は最後まで読んだが、なんだか詐欺の被害にあった印象だ。)

花沢健吾の『アイ アム ア ヒーロー』

たまたま暇つぶしに読んだビッグコミックスピリッツの巻頭カラーで掲載されていた〇〇〇モノ漫画。(ネタばれの要素があるので伏せる。)
読んだ瞬間「あ、これ面白いかも。」とビビッと来た。この辺の感性にはちょっとだけ自信がある。

直ぐにコミックを買いに本屋へ走ったが、中々売ってない。
何軒目かでやっと見つけ「あれ?人気無いのかな?」と思ったのだが、書店員などが選ぶ漫画大賞2010年にもノミネートされ、著名人等にもファンが多いらしい。(だからどうだと言う気はさらさらない。)
まだ知る人ぞ知る的な漫画なのだろう。

これ、〇〇〇モノの漫画だと分かるのは、実は1巻のラスト。
それまでは、単なる冴えない35歳男の日常劇だと思わせておいて、ラストに驚愕の展開が待っている。

自分は、いかんせん連載の途中を読んでからこの漫画を知ってしまったため、最初から情報無しで読んだ人に比べ、そのラストの衝撃度は薄まってしまったが、それでもインパクトはあった。

何故1巻表紙の冴えない風貌の主人公英雄は、この平和ボケし、弛緩しきった日本の街中で銃を構える事になったのか?

驚愕のラストでその理由が明らかになる。

個人的には第1巻p168-169の見開きの場面が(英雄のセリフはともかく)一見なんて事は無い風景なんだけど、物凄い共感を感じた。大勢人がいる中での孤独感みたいな感じが。
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by wackomania | 2010-01-25 21:09 | 漫画
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